インタビュー
ウィリアムソン・ディッキー・ジャパン

顧客ごとのきめ細かな物流を実現

「きれいめワークカジュアル」がコンセプトのアメリカンカジュアルウェア・メーカーのウィリアムソン・ディッキーは、日本、アジア、欧州など世界106カ国でビジネスを展開している。機能的かつファッション性の高いアイテムが、若者を中心に支持を得ている。ストリートカルチャーでの人気がきっかけになり、定番のワークパンツ「874」が世界中でヒット。日本でも女性向け、男性向け問わずファッション誌に様々なアイテムが登場している。

顧客ごとのきめ細かな物流を実現

1994年から日本およびアジアでの発売を開始し、2012年には、日本初のオンリーショップとなるDickies吉祥寺を開設した。2014年2月にルミネエスト新宿が開店、4月にはDickies下北沢がオープンと店舗を増やしており、定番商品からデニム、雑貨、レディースなど幅広い商品ラインナップをそろえている。


現在、ウィリアムソン・ディッキー・ジャパンは、メインの取引先は、小売向け卸業となる。日本市場向けのアイテムは主に中国で生産、検品・検針されており、日本に輸入されている。日本では埼玉県川口市に物流拠点を置き、約500社の顧客ニーズに合わせたきめ細かな物流、全国配送を実施している。現在、小売業者の物流センターや店舗への納品が中心だが、EC事業者からの引き合いも増加している。

取引先数が多く、その商品への値札付け、専用納品伝票などへの要望が多岐に渡っているため、システムを導入し、作業の効率化を徹底。店舗に直接納品する場合もあるため、すぐに陳列できるよう服にしわをつけない納品を心懸けるなど、物流品質向上に注力している。物流担当者が同センターに常駐しており、物流改善について気がついた点は、マニュアルに織り込んだり、センター内の掲示板で周知したりしている。

また、きめ細かな物流サービスが要求されるため、作業スタッフの多能工化も推進している。一人で入荷、ピッキング、出荷検品から返品物流までこなせるスタッフ教育を行っている。

さらに、今後は、直営店、FC化にシフトしていくため、POSと基幹システムとの連携などシステムの強化を実施し、業務効率化と品質向上を追求。ビジネスモデルの変化に応じ、物流作業の適正化を進めていく。


北アジア 物流・IT部長の白川久美氏は、「現在当社のオンリーショップは、下北沢、新宿、吉祥寺の3店舗だが、今後の店舗数増も見据え、新しい物流ルートの構築、在庫の適正管理などしっかりやっていく。顧客の要望や当社のSCM戦略の変化に合わせ、アジアでの物流事業の強化も検討している」としている。


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