インタビュー
沼尻産業株式会社

首都圏物流センターを開設

沼尻産業は2014年10月、首都圏物流センター(埼玉県八潮市)を開設した。食品系荷主の専用センターで、荷主が従来保有していた千葉、東京の拠点を集約し、物流効率化を実現した。荷主が、グループ間での仕入れ、配送の一本化を進めていたことに、沼尻産業が対応。冷蔵・冷凍・ドライの3温度帯に対応できる物件の選定から倉庫内の運営まで幅広く提案し、新規案件を勝ち得た。首都圏物流センターは、冷蔵・冷凍部分は約1000坪、ドライは約2000坪。ここから常時50店舗向けの配送が行われている。

首都圏物流センターを開設

新センターを選定したときのポイントは、第一に立地だった。立地的にも、荷主がBCP(事業継続計画)上、内陸で探していたこともあり、埼玉県内に構えた。荷主に様々なニーズに柔軟に応えるため、汎用性の高さ、プラットホーム、天井高5.5m、清潔なユーティリティスペースなどスペックにもこだわって物件を探した。

また、スタッフが30名程度常駐するため、居住性も注目して、物件を探していた。物流施設内の壁に白、黄色、青やオレンジなど明るい色が用いられているセンターは、内覧したときから好感を持ったという。サイン計画も見やすくポップなデザインが採用されている点もスタッフに好評だ。センター内の照明も経営者が、「人の働きやすい環境は、明るくあるべき」との考えから、事務所部分には明るい照明を採用し、こだわりをみせている。

さらに、新センターは面積が広く、階層ごとの作業の進展具合が把握しづらいという難点がある。そこで、事務所内で各階での作業の進行状況が確認できるよう、カメラの導入も検討している。防犯上の効果もさることながら、コミュニケーションの円滑化の効果が大きい。多層階の物流施設だと、現場が分断されてしまうため、カメラやIT機器を活用して、現場の見える化を図ることを検討している。

新センターは、埼玉県内では初の本格的な拠点となるため、今後も顧客の成長に合わせて、物件を調達できるように幅広く情報収集を行っている。

今後について、東京支社の橋井勇気・ゼネラルマネージャーは、「強みを生かせる茨城県で、よりよい倉庫を賃貸して、荷主ニーズに対応したサービスを展開するのが目標。首都圏もマーケティングを開始したばかりだが、茨城県内で培った顧客との信頼関係を発揮できるよう頑張りたい」と話す。「得意の食品・アパレル分野により磨きをかけ、物流サービスを提供していく。地域に根ざしたサービスを展開しつつ、顧客ニーズに広く応えられる事業展開を目指したい」と抱負を語っている。


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