インタビュー
TAKAIDOクールフロー株式会社

低温物流3温度帯・食品に特化した3PL 「TAKAIDOクールフロー株式会社」

2017年8月1日より「高井戸運送株式会社」から、「TAKAIDOクールフロー株式会社」へと社名を変更した TAKAIDOクールフロー株式会社 の 代表取締役社長 飯田様 に、今回の社名変更の意図や、今後の展開をお伺いしました。

低温物流3温度帯・食品に特化した3PL 「TAKAIDOクールフロー株式会社」

代表取締役社長 飯田勇一 氏

貴社の 会社概要 および サービス内容 をお聞かせください。

飯田 氏 当社は、1922年に馬車による陸上小運搬業を開始し、その後 1956年に一般区域貨物自動車運送事業の免許を取得し、三輪自動車3台による運送業「高井戸運送店」の営業を開始しました。
現在は、首都圏近郊の冷蔵・冷凍の低温流通食品の取扱いに特化した、24時間365日営業の物流会社です。
毎日、東京・神奈川・埼玉の計7拠点から、約165台の自社車両が運行しています。

社名が2017年8月1日より「高井戸運送株式会社」から「TAKAIDOクールフロー株式会社」へと社名変更する意図をお聞かせください。

飯田 氏 2つの側面があります。ひとつは、社内の士気を高めること。社員の士気を高めることで「物流品質向上」「事故防止強化」などの、さらなる『安全安心の強化』を実現することが一つの狙いです。その先には、お客様の顧客満足度が上がり、新たな受注に繋がっていくといった、事業を大きくしていくためのストーリーの一つとしての側面があります。
ふたつめは、企業イメージの向上になります。業界イメージを一企業が変えるというのは難しくても、自社の企業イメージは変えられると考えています。現状、ニュースなどでも取り上げられている通り、人手不足は大きな問題で、なかでもドライバー不足は深刻な問題です。この問題は、当社にとっても大きな課題です。未経験者の方も含め、より多くの方にいかに当社に興味を持ってもらうかという観点から、企業イメージの向上に力を入れています。
社名変更のほかにも「社歌」を制作しインターネット上でも動画を公開したり、採用のホームページにも力を入れたり、より多くの人に当社に知ってもらうという様々な取り組みを行っています。結果として、少しでも多くの方に当社を知ってもらい、採用の拡大につなげていきたいと考えています。
社内の士気を高め、採用を増やし、事業を拡大させ増益となった分を、最終的には『従業員への労働条件の改善』の財源にしていきたいと考えています。

貴社の 強み をお聞かせください。

飯田 氏 やはり、シビアな温度管理と輸送品質が求められる低温食品の流通を、24時間365日対応で行わせていただいていることが、当社の一番の強みになります。
下高井戸、笹塚など首都圏7拠点より協力会社を含め200ルートの便を運行しており、必要な時に必要なモノを必要な数だけ共同配送しています。また、定期便など地方からの貨物を東京物流センターで積み替え、都内中心部へリレー輸送する「リリーフ便」なども行っています。お客様ニーズに合ったサービスを提供することで、お客様の輸送コスト削減に貢献させていただいております。

貴社の業務効率化の取組事例などがございましたらお聞かせください。

飯田 氏 倉庫内作業としては、倉庫管理システム(WMS)の導入により、オペレーションの簡素化、作業の効率化を行い、品質・生産性向上の改善に日常的に取り組んでいます。
輸送面では、トラック積載率を上げることによる配送車両の削減や、配車計画の最適化によるトラック稼働率を上げることなどに努めています。
当社は倉庫を持っているということも強みの一つですので、荷主様の商品を当社センターに保管させていただき共同配送など自社で配送を行うことで、倉庫・流通・輸送の総合物流効率化につなげています。

貴社で取り組まれている社員教育などをお聞かせください。

飯田 氏 当社では、人材を「人”財”」としてとらえ、人材育成を積極的に推進しています。
「高井戸大学」と称して、新入社員や若手社員向けに社会人としてのキャリアアップ・育成指導を目的とした研修や、管理者など全社員向けにビジョンの共有・フォローアップ研修を目的とした合宿研修等を行うなど、人材育成に努めています。
先ほども話に挙がりましたが、今後ドライバー不足はより深刻化することが予想されます。高井戸大学は、例えば高卒新卒者の方でも、ビジネスマナーから物流知識まで習得することができる仕組みとなっており、経験の浅い方でも当社でチャレンジしやすい環境を整えるとともに、魅力のある会社となるよう、人財育成のための仕組みづくりには力を入れております。

貴社のこれから戦略構想をお聞かせください。

飯田 氏 人づくりをより一層強化していくということに尽きます。
食の安全の観点から荷主様の食品物流に求める水準は厳しく、他社との競争環境において生き抜いていくためには「物流品質の向上」が欠かせません。
品質の維持、および、より一層の向上を実現させるために、やはり「人」が基礎になると思っています。したがって、当社は「人財育成」を大切にしております。
この考えは今後も変わらず、当社の業務を支える「人」の育成に今後も力を注いでいき、お客様により良い物流サービスを提供できるよう努めてまいります。


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