インタビュー
ロジ・ソリューション株式会社

物流から地域活性化に貢献

ロジ・ソリューションは、ノン・アセット型3PL事業とロジスティクス・コンサルタント業を推進している。グループ会社のセンコーが従来から得意としている住宅設備関連、化学品関連などで蓄積された物流ノウハウ、拠点ネットワークの再構成、マテハンの改善などをいかし、物流業界に幅広く提案している。

物流から地域活性化に貢献

ロジ・ソリューション メーカー第2コンサル部の釜屋大和・上級コンサルタントは、「物流改善の代表例としては、企業の垣根を越えた共同配送などまとめ役が必要になる。その際、各社にとってよりよい提案、とりまとめを担ってきたのが、当社の役割。今後、注目しているのが、地域活性化に物流が果たす機能だ」と話す。

現在、地域活性化といえば、各種公共施設の建設、イベントの立ち上げなどが思い浮かぶが、釜屋氏が提案するのは、物流施設・配送網の効率化を地域の活力につなげる方策だ。

例えば、地域経済振興のために企業誘致を行うとする、メインの企業とそのサプライヤーが工業団地に集積する。一般的にメーカーやサプライヤーは工業団地付近に部品、製品などを保管する物流施設を設置する。

そこを、別の場所にある工場にも便利な場所に保管兼広域配送型のセンターを置き、広域で保管・配送の共同化を図るのだ。また、他地域への出荷をさばく機能だけでなく、他地域から入荷してくる消費財のスルーセンター機能やEC物流機能を併設させたハイブリッド型の物流施設を開設するのだ。物流で地域活性化に貢献するいわば、ソフト、ハード両面を融合させた高度な提案だと言える。

釜屋氏は、「人口30万人規模の都市では、製造業と小売の物流を併せれば、一定の物量が確保できる。それには、広域で効率的な物流改善をサポートするソフト面の支援と、異なる産業の貨物を保管・配送できる高機能な物流施設の開発というハード面からの支援が必要になるだろう」としている。

また、「次世代の物流コンサルは、従来の物流改善にとどまらない新しい発想が求められている。生産管理、貿易、EC、マーケティング、プロモーションなど様々な面からのアドバイスもできるソリューション型の提案が必要になる。特に、中小企業が多い地方の物流業界では、1社の単機能では顧客ニーズに対応しきれない。物流コンサルの役割は、これから複雑化していくだろう」と分析している。


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