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荻布倉庫株式会社  ascend株式会社  LogiX 

【連載】第15弾:一度は諦めかけた「物流DX」を実現!運行管理SaaSの導入で社員が大感動 ~物流インフラプラットフォームNews~ascend(アセンド)が提供するLogiX導入事例


こんにちは! シーアールイー(以下CRE)のマーケティングチームです。10月に入っても暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて今回は、物流DX推進に頭を悩ませる運送企業様が多い中、明治30年創業の老舗、荻布倉庫株式会社が見事に物流DXを実現!という同じお悩みを持つ担当者様必見の導入事例をご紹介いたします。

一度はDX推進が頓挫してしまったという荻布倉庫ですが、CREのLIP(物流インフラプラットフォーム)構成企業であるascend株式会社が提供する「LogiX」を導入により、アナログ業務から卒業し脱属人化、脱アナログ業務を果たし、経営改善までもを実現されました。

2024年問題、働き手の減少、既存人材の高齢化。さらには急拡大を続けるEC市場、小口多頻度納品の増加などの課題を解決するため、物流関係者が取り組まなくてはならない一大課題である物流DX推進が急務。しかし、DX推進を具体的にどのように進めるべきか悩む運送業者が多いのではないでしょうか。

本インタビューでは、「物流業界のDXを推進し、持続可能な物流へとアップデートする」をミッションとして掲げるascend株式会社とともに、持続可能な物流実現に向け物流DXを推進を実現した荻布倉庫様のこれまでの経緯や道のり、そして改善された効果などを具体的に伺っていきます。ぜひご一読を!

歴史ある会社ゆえに、属人化・アナログ管理から移行できずにいた

―― 今回ascend社のLogiX(ロジックス)を導入されたとお聞きしていますが、まず御社について教えていただけますでしょうか。

宮内 弊社は明治30年創業と歴史が古く、海産物の保管・運搬にはじまり、時代と共に取り扱うものを変えながら今に至ります。現在は建材や紙、樹脂原料、電線、米などの一般貨物やセメントの保管・運送などをおこなっております。

―― では荻布倉庫株式会社様が導入されたLogiX(ロジックス)を提供しているascend株式会社様ですが、具体的にはどのようなサービスを提供されているのですか?

ascend株式会社
取締役 森居 康晃

森居 私達が提供しているLogiX(ロジックス)は、多くの運送会社様が抱えているトラック運送の際に生じる事務作業の業務改善を目的とするものです。社内で属人化し、アナログになっている作業をデジタル化し効率化することを目指しています。また、業務をデジタル化することで自然と経営に必要となる様々なデータを把握できるようになるため、そのデータを活用し、経営改善にまでつなげていくことができます。

―― どのような課題解決のために、荻布倉庫株式会社ではLogiX(ロジックス)を導入されたのでしょうか。

荻布倉庫株式会社
コーポレートIT課 課長 宮内 晃 氏

宮内 まさに森居様が話されていたように、弊社もトラックの運送の際の事務作業が属人化し、アナログで管理している状況でした。配車表は、カレンダーへの手書きメモと電話で受けた注文メモ、付箋メモ等を元にドラフト版を手書きで作成し、方面を吟味した後にエクセルに入力して作成していました。また、渡し先ごとに要求される帳票を毎回0から作成しなおす等、同じような情報を何度も入力する業務方法をしており、二重にも三重にも手間がかかっていました。

このような、アナログ管理で情報が繋がっていない手法が生産性を低下させることはわかっていましたが、それでも時間をかければ仕事を回すことができるので解決を先送りにしていました。そのうち、どこから手を入れて良いのかわからなくなり、月日が経過している状態でした。仕事のやり方の、根本から解決する必要があるとの思いからLogiX(ロジックス)の導入を検討しました。

―― 具体的には現場はどういった状況だったのでしょうか。

宮内 これはascend社様に相談して分析した今だからこそ意識できるようになった結果になりますが、4点の問題が浮き上がりました。

1つ目は、属人化による業務負担の極端な偏りです。弊社で取り扱う一般貨物とセメント配送についてはそれぞれ1名担当者がいましたが両名とも忙しく、さらに両方の配車を理解できる担当者は1人しかおりませんでした。結果、その1人は年間通して休みがとれない状況でした。

2つ目は、情報の管理方法が個人任せになっており、多重入力による作業のムダも相まって社内の人間が見ても状況を把握することができない状態でした。そのため、担当者が休みの際には帳票対応などの事務作業はできませんでした。このことは、だからこそ休めないという事由になり、1つ目の問題点にもつながっていました。

また、分析に使うデータは、一応エクセルに取りまとめるようにはしていましたが、そもそも配送費用などは明確な基準なく個人の経験値に基づいて算出していたため、出来上がった資料は実質眺めるだけで、データを活かすことができず分析に至らない状態だったことが、3つ目の問題点でした。

最後に、運送は忙しいものという意識が社内で一般化し、当時の状況を誰も疑問に思わず、普通の状態だと思っていたことが4つ目の問題だったと、分析してはじめてわかりました。

物流のDX化は無理なんだと諦めていた

―― これまで一度も運行管理業務の見直しを検討したことはなかったのでしょうか。

宮内実は過去に配車表のみ効率化しようと、別の会社さんに相談したことがありました。その際は配車表のみの相談をしたため、必要なデータの出どころまで考えが至らず、細かい入力変化に対応できず、最終的に要件がまとまらず、頓挫していたことがありました。 そのため、社内でも運送の仕事をデジタル化することは無理なんだ、という諦めムードになっていました。その後、積極的に取り組もうという動きはなくなっていました。

―― DX化する必要性を感じていたからこそ、紹介を受けてascend社に相談したのですね?

宮内 その通りです。以前は部分的に効率化しようとしたことが失敗だったと感じていたため、社内の現状についてすべてお話しました。

―― まずLogiX(ロジックス)導入にあたり、どのような準備をされたのですか?

森居 各会社様の悩みは似ている部分も多いですが、詳細の状況は異なります。だからこそ、その会社様ごとに現状を分析していく必要があります。

LogiX(ロジックス)を使い社内の情報を一元管理し、誰もが運行管理業務をできるようにするための仕組み作りをするために、荻布倉庫様の各業務担当者様に業務の詳細をヒアリングすることからスタートしました。

―― 社内では業務改善についてあまり前向きでなかったのでしょうか。

宮内 一度効率化に失敗して以降、社内では業務改善には否定的な雰囲気がありました。まずは現状分析するために各担当者の業務内容を確認しますが、実際にascend社様と一緒にヒアリングをおこなう前段階として、私の方で一人ひとりと話す時間を作りました。

その際に、まず業務における現状の不満から話してもらい、その不満が業務改善によってこんなにやりやすくなるんだということを、丁寧に説明していきました。この話し合いは何度も行いました。PCは使いづらいだとか、気にくわんだとか、感覚的なネガティブ意見が多かったのですが、その要因を全て具体的な項目に落とし込みました。そして、その発想・要望点を思いついたのはあなたの手柄だ!という話もしましたね。すると時間はかかりましたが、みんなが業務を変えていっても良いのかも、と気持ちを向け始めてくれました。

―― 実際に従業員の皆さんにヒアリングしてみて、いかがでしたか?

森居 宮内様が、社内の皆様が業務改善に前向きになるよう、事前に話をしていただいていたので、我々のヒアリングはとてもスムーズでした。本当に感謝しています。

私たちのような外部の人間が、業務改善するのでヒアリングさせてくださいと出て行っても、なかなか詳細まで聞き出せないことも多く、宮内様のように社内にご協力いただける方がいるとより明確な分析をすることができます。

分析することで、業務のどこに課題があるか見えてきますので、まずはそこから業務改善にとりかかりました。

導入後、社内から「感動している」との声も

―― 実際に稼働するまでに、どのように進められたのですか?

森居業務の棚卸しが終わったところで、実際に荻布倉庫株式会社においてどのような建付けでLogiX(ロジックス)を用いた業務を構築するかを考えていきます。

そしてトライアルとして実際に各業務担当者の方と画面をみながら話し合い、内容を検討していきます。その際には弊社の専任のカスタマーサクセス担当が一緒に取り組ませていただきます。また、その段階でもご意見・ご要望がある場合にはフォローもさせていただきながら進めます。それを繰り返し、LogiX(ロジックス)を用いた業務を構築していくのです。

だから実際に導入し業務で使用する際には、各担当者の方が操作でき、自走できる状態になっているのもLogiX(ロジックス)の特徴です。

―― 実際に導入してみて、使い心地はいかがですか?

宮内 ー まず、専用ソフトが必要ないという点が使いやすいと思いました。ブラウザ操作だけで業務が完結するため、属人化しにくいと感じました。また、操作もシンプルで、年齢層を問わず使いやすいと好評です。

―― 具体的に業務においてどのような効果があり、どのような声があがっていますか?

宮内 ー 各担当者からは、喜びの声があがっています。

配車担当はこれまでアナログで作成し、エクセルに入力し配車表を作成していました。それがLogiX(ロジックス)の画面を使えば、車両の空き情報とドライバーのスケジュールをみながら作成できるようになり、手間が軽減したと言います。これによって日々の残業時間が大幅に減少しました。

また、業務の属人化により休みがとれなかったメンバーも、LogiX(ロジックス)から帳票を一括で纏めて出力できるようになり、担当者以外でも業務の確認が可能となったことで、休みがとれるようになりました。

ドライバーからも帳票の文字が大きくなり、見やすくなったと好評です。

「こんなに業務が変わって、やりやすくなるとは思わなかった。感動している」との声も実際にあがっており、デジタル化に踏み切って本当によかったと思っています。

―― また、経営分析に必要となるデータについてはいかがでしょうか。

宮内 きちんと案件に紐づいたデータを見ることができており、経営改善に役立てていきたいと思っています。また、社内でも自分の業務がこれだけの売上につながっているということが明確に見えるようになり、業務が楽しくなったというメンバーもいて、モチベーションアップにもつながりました。

導入はゴールではない、進化への第一歩

―― 導入時には各社が自走できる状態とのことですが、その後のascend社としてどのようにフォローしていくのですか?

森居 ー もちろん実際に導入してからもわからなくなるケースもありますし、社内の別の担当者様から質問いただくケースもありますので、丁寧にフォローさせていただいています。

また私達はLogiX(ロジックス)を導入いただいたらそれで終わりではなく、そこからが一緒に進化していくスタートだと考えています。だからこそ、実際にご利用いただいていく中で、話し合いながら、さらに使いやすいように改善をしていきます。

―― 社内から改善についての話もでていますか?

宮内 はい、でています。自分の仕事の先が見えるようになったことで、もっとこうしたいという意見が活発に交わされるようになりました。また、社内ではLogiX(ロジックス)をきっかけに引継ぎを始めており、新担当者が既に使いこなせるようになっています。そこで新しい気づき、新しい意見もでてきています。

今では業務改善を成すことが楽しいとメンバーが感じてくれているようで、ascend社様との打ち合わせの際はとても張り切って参加してくれます。最初の導入時を考えると嘘のように、みんなが前向きな気持ちで取り組んでいます。

―― お客様と共に進化をするLogiX(ロジックス)というお話がありましたが、今後どのようにサービスを展開していきたいと思われていますか?

森居 ー まずLogiX(ロジックス)においては、業務が一気通貫でおこなえるとご評価いただいております。しかし、多くの会社様に導入させていただくことで、様々なご意見・ご要望をいただいております。お客様からいただいた内容をLogiX(ロジックス)で取り扱えるようにして、オールインワンのシステムに成長させていきたいと感じています。そのためにも、今以上にLogiX(ロジックス)で取り扱える業務領域・機能を拡大し進化させていきたいと思っています。

業務領域を拡大していくことができれば、デジタル基盤で扱うデータ量も増えてきますので、実際の収益改善や経営のインパクトのある部分までサービスを提供していける仕組みにしていきたいと考えています。 こうしていくことで、物流業界の皆様に役立つシステムとしてLogiX(ロジックス)を育て進化させていきたいと思っています。

―― 本日は貴重なお話し、誠にありがとうございました

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