株式会社シーアールイー(代表取締役社長/山下修平本社/東京都港区)は、2016年12月26日、北海道千歳市において開発用地を取得し、物流施設「ロジスクエア千歳」の開発に着手しましたので、お知らせいたします。なお、ロジスクエア千歳は、テナント企業が既に確定しており、当該企業の専用センターとして、2018年1月の竣工に向けて開発プロジェクトを始動しております。
北海道千歳市で物流施設「ロジスクエア千歳」の開発に着手
開発プロジェクト概要
施設名称 | ロジスクエア千歳 |
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所在地 | 北海道千歳市泉沢 |
敷地面積 | 49,599.00 ㎡(15,003.69 坪) |
用途地域 | 準工業地域 |
主要用途 | 倉庫(倉庫業を営む倉庫) |
建物構造 | 鉄骨造 平屋建て |
延床面積 | 20,885.00 ㎡(6,317.71 坪)(予定) |
着工 | 2017 年4 月上旬(予定) |
竣工 | 2018 年1 月下旬(予定) |
開発地
「ロジスクエア千歳」の開発地は、北のゲートウェイである新千歳空港より約8.3km、道央自動車道(道央道)「新千歳空港」インターチェンジより約2.0kmに位置し、新千歳空港を利用する航空貨物の物流拠点として高いポテンシャルを有しています。さらに、道央道を通じ、道内最大消費地である札幌と、海上貨物取扱量が道内最大を誇る国際拠点港湾の苫小牧港との中継点にもなり、「空・海・陸」全てにおいてバランスのとれた戦略的拠点としての立地メリットを有しております。また、千歳臨空工業団地に隣接している為、周辺は倉庫・工場が多く、24時間稼働が可能な立地条件を備えております。
道内の物流施設は全国に比べて1980年以前に建設されたものの割合が高く※1、今後、施設の老朽化に対応した物流施設ニーズが見込まれます。また、従来の一次産品の生産地として物流施設のニーズがあることに加えて、アジア諸国を中心に、北海道の生鮮品・加工食品の認知度が向上していること、食への安全・安心志向、高級志向が高まっていることから、これら道産品の販路拡大に伴う物流施設のニーズも高まってくるものと考えております。
施設計画概要
「ロジスクエア千歳」は49,599.00㎡の敷地に平屋建て、計画延べ面積20,885.00㎡の物流施設として開発する予定で、2017年4月上旬に建設工事に着手し、2018年1月下旬の竣工を予定しております。
施設のマスタープランは、高床平屋建てとして東西両面に合計64台の大型車両が同時接車可能なトラックバースを配置、敷地内車両動線は出入口を分けたワンウェイとし、さらに敷地内に大型車両80台以上の待機スペースを確保することにより、効率的な入出庫オペレーションを実現します。倉庫部分の基本スペックは、床荷重は1.5t/㎡、有効高さは5.5m以上、照度は300ルクスを確保し、保管効率の向上に寄与する計画です。
また、階層を平屋建てにする事で、多層階施設に比べ、取り扱う製商品の上下階層間搬送に伴う時間的なロスをなくし、スピーディーな入出荷オペレーションの実現を可能とした汎用性の高い施設となります。上記施設計画は、テナント企業の要望を取り入れつつ、施設の汎用性を考慮した当社の基本スペックも満足し得る計画です。
また、寒冷地仕様として、ロードヒーティングや樋ダクトヒーター等の凍結防止用設備の導入、断熱性の高いサンドイッチパネルや樹脂サッシ(Low-E複層ガラス)の採用を予定しており、さらに敷地内には広大な堆雪スペースを確保する等の計画を行い、降雪時も入居テナントのオペレーションに滞りが無いよう配慮を行っております。
環境・BCP 対応
全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具の導入等によりBELS評価※2の取得を予定しており、第三者機関による認証を取得することにより省エネルギーに配慮した施設であることを明示して参ります。
また、当社開発物件の標準装備である緊急地震速報システムの導入やAEDの設置により入居企業のBCP(事業継続計画)への配慮を行っております。
注釈
※1出所:日本政策投資銀行
※2 BELS 評価について
国土交通省が推進している建築物の省エネルギー性能を評価・表示する統一的な公的指標であり、Building Energy-efficiency Labeling System の略語です。