株式会社シーアールイー(代表取締役社長/亀山忠秀 本社/東京都港区)は、静岡県掛川市において開発を進めていた物流施設「ロジスクエア掛川」が1月31日に竣工しましたのでお知らせいたします。
なお、「ロジスクエア掛川」は、特定ユーザーの希望する立地において、そのニーズに基づいた施設を開発するオーダーメイド型(ビルド・トゥ・スーツ(BTS)型)の賃貸用物流施設であり、国内大手メーカーの専用センターとして2024年2月より稼働開始いたします。
BTS型物流施設「ロジスクエア掛川」竣工
開発プロジェクト概要
施設名称 | ロジスクエア掛川 |
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所在地 | 静岡県掛川市高御所字新田92外 |
敷地面積 | 16,791.76㎡(5,079.50坪) |
用途地域 | 工業地域 |
主要用途 | 倉庫(倉庫業を営む倉庫) |
建物構造 | 普通倉庫:鉄骨造 地上3階建て(倉庫部分2層)/テント倉庫:平屋建て |
延床面積 | 合計14,235.84㎡(4,306.34坪) |
着工 | 2023年2月1日 |
竣工 | 2024年1月31日 |
設計施工 | 鈴与建設株式会社 |
「ロジスクエア掛川」は、掛川市の菖蒲ヶ池工業団地に隣接する工業地域にあります。
東名高速道路「掛川」インターチェンジから約3.7kmに位置し、県道403号磐田掛川線を通じて国道1号線へのアクセスにも優れ、静岡県内はもとより、関東・中部エリアへもアクセスしやすい場所に立地しております。また、東海道新幹線・東海道本線「掛川」駅から約2.3kmに位置し、駅周辺には住宅街も形成されていることから、従業員確保の観点においても優位性を備えております。「ロジスクエア掛川」の所在地である高御所は、掛川市海岸より約10km、海抜52.8mのため津波・高潮による被害想定外地域であり、さらに、掛川層群に属する強固な岩盤地層に位置していることから、防災面でも優位性のある立地となっております。
「ロジスクエア掛川」は、地上3階建て(倉庫2層)の倉庫棟と平屋建てのテント倉庫で構成する総延床面積14,235.84㎡(4,306.34 坪)の物流施設であり、倉庫部分の基本スペックとしては、床荷重は1階2.0t/㎡(2.5tフォークリフト対応可)、2階1.5t/㎡(2.0tフォークリフト対応可)、有効高さは5.5m以上(一部除く)、照度は平均300ルクスを確保し、昇降設備は、荷物用エレベーター(積載荷重3.5t)2基、ドックレベラー1基を実装しております。また、倉庫内に空調設備や大型シーリングファンを設けることで、従業員の方々の就業環境向上を企図しております。
将来的なオペレーションの対応として、ドッグレベラーの増設を可能とする構造とするなどオーダーメイド型の施設でありながらも、様々な物流ニーズに対応し得る機能性・汎用性を兼ね備えた施設となっております。
また、環境対策においては、外壁の高断熱化、全館LED照明、倉庫内人感センサー照明、節水型衛生器具を採用し、環境や省エネルギーに配慮し、CASBEE静岡のランクA、BELS評価 ※1 ★★★★★(ファイブスター)、ZEB Oriented ※2 の認証を取得しております。更に、株式会社エンバイオC・エナジー ※3 により、本物件屋根の一部において太陽光発電システムを導入済みで、発電した電力の供給を受けて自家消費する予定です。また、太陽光発電システムと連動した蓄電池を設置することで、停電時においても蓄電池より継続して一部電力の供給を受けることが可能となっております。「ロジスクエア」シリーズにおいて環境に優しい自然エネルギーを活用することで、脱炭素社会の実現に向けた社会的責任を果たしてまいります。
※1 | BELS評価は、国土交通省が推進している建築物の省エネルギー性能を評価・表示する統一的な公的指標であり、「Building Energy-efficiency Labeling System」の略語 |
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※2 | Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。 |
※3 | 当社及び(株)エンバイオ・ホールディングスとの共同出資により、2021年9月に設立したグリーン電力供給を主な事業とする新会社 |