衣食住

【12号店オープン】ユニクロがベトナム国内で着実に出店を進める

【12号店オープン】ユニクロがベトナム国内で着実に出店を進める

ユニクロは、2019年12月にベトナム国内で最初の店舗をオープンしたのをきっかけに、コロナ禍の中でも出店数を伸ばし続けて来ました。

本記事では、ベトナムに出店しているユニクロの特徴や価格、現在と今後の出店計画をまとめました。ユニクロが今ベトナム国内でどのような状況にあるか、ぜひ記事を通じてイメージしてみてください。

ベトナム国内のユニクロ出店状況

ユニクロは、ベトナムで2019年12月に第1号店をホーチミン市にオープンさせました。オープン当初から多くのベトナム人に利用され、2020年3月にハノイ市で2店舗目、6月には再びホーチミン市に3店舗目をオープンさせています。2022年5月にはハイフォン店がオープンし、今ではベトナム国内で12店舗にまで数を伸ばしている状況です。

ベトナムに出店したユニクロの特徴

日本では、すでにトップクラスのファストファッションとしての地位を築いているユニクロですが、ベトナムではどのような状況にあるのでしょうか。

ここでは、ベトナムに出店したユニクロの特徴を紹介していきます。

ベトナム人の利用客は多い

ユニクロは、ベトナムでも多くの人に利用されています。特にオープン初日は多くの人が訪れており、ベトナム3店舗目となったホーチミン市の店舗では、初日に1,000人以上が来店したそうです。

最近は店舗も増えてきたので新装オープン後の並びは減りつつありますが、それでも店内では身動きを取りづらくなるくらいの来客数は訪れます。

オープン後は客足が減りますが、平日の日中でも店内で複数の顧客が服を選んでいる様子を確認できます。

価格は日本より高いものもある

写真は、ベトナムの店舗(ハノイのVincom Metropolis店)で撮った「ドライEXポロシャツ」で、現在399,000VND(約2,300円)※で販売されています。この「ドライEXポロシャツ」の日本での価格は1,990円であり、ベトナムの方が2割ほど高い価格で売られていることがわかります。
※2022年8月27日時点

ユニクロは、物価の安いベトナムだからといっても安い価格で売ってはいないようです。この価格でも多くの顧客に購入されているので、戦略としては成功しているといえるのではないでしょうか。

日本のアニメコラボTシャツなども取り扱っている

日本のユニクロでは、よく有名アニメとコラボしたTシャツを売っていますが、ベトナムでも同様に取り扱われています。2022年8月19日の時点では人気アニメ『SPY×FAMILY』とコラボしたTシャツを販売していることを確認できました。

ベトナムでは日本のアニメが人気で、特に若者は高い関心をもっています。こうしたキャラクターが描かれたTシャツをきた人は、日本以上に街中で多く見かけるほどです。

ベトナム国内の衣類の価格

ベトナム国内では、Tシャツは安いものだと200円程度から存在しています。中国からの輸入品、ベトナムの国産品など、安いものを探せばいくらでも見つかります。

しかし、最近では人々の収入が増え生活レベルが上がったことで、高くても良いものを買いたい、という消費者心理が見られるようになってきました。その中でユニクロが取り扱う「ベトナムでは少し高い価格帯だが品質が良い衣類」が、ベトナムの人々の需要にマッチしている印象を受けます。

数年前までは、Tシャツに20万VND(約1,180円)以上かけることはありえない、という風潮がありましたが、今では当たり前に購入していきます。ベトナムの人々の収入は年々増え続けており、今後もユニクロの需要は伸びていくと考えられるのではないでしょうか。

ユニクロの海外事業について

ユニクロのベトナム国内の決算状況は明らかにされていませんが、海外事業全体の業績は好調のようです。ファーストリテイリング社の決算報告を見ると、2021年の3Qまでの売上「7,394億円」に対して、2022年3Qまでは「8,412億円」と1割以上伸びていることがわかります。
※参考:2022年8月期第3四半期決算 決算サマリー(https://www.fastretailing.com/jp/ir/financial/summary.html)

ベトナムではわずか3年弱で12店舗と出店ペースが早く、売上も大きく伸びていることが予想されます。ファーストリテイリング社も海外事業に注力しており、今後もベトナム含むさまざまな国で出店が行われていくことでしょう。

ベトナム国内でのユニクロの出店計画とオンライン展開について

ユニクロの出店計画は明らかにされていませんが、今後もベトナム国内に店舗は増えていくと考えられます。今はハノイ市、ホーチミン市、ハイフォン市の3つに店舗がありますが、今後はダナンやフエなどの地方都市への出店も期待できるでしょう。

ベトナムではスマートフォンの普及率は100%となっており、ECサイト利用者は年々急増しています。そのような背景もあり、ユニクロはベトナム国内でも2021年10月にはスマートフォンのアプリをリリースし、同年11月にはオンライン販売を開始しました。

1万5千点を越える商品を取りそろえ、オンライン販売専門商品も用意されています。リアルタイムでの在庫確認機能や、オンラインストアで購入した商品を近くの店舗で受け取れる機能も盛り込まれており、サービスが充実していることからもさらなる顧客獲得につながるのではないでしょうか。

まとめ

ベトナム国内で、ユニクロは3年弱で12店舗と早いペースで出店を重ねています。多くのベトナム人に利用されており、 今後も新たな店舗がオープンしていくことでしょう。

現在、ハノイ市、ホーチミン市、ハイフォン市の3つにあります。近くまで来た際は、ベトナムのユニクロも訪問してみてはいかがでしょうか。

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