株式会社シーアールイー(代表取締役社長/亀山忠秀 本社/東京都港区)は、千葉県成田市において開発を進めていた物流施設「ロジスクエア成田」が5月31日に竣工しましたのでお知らせいたします。「ロジスクエア成田」は、竣工に先立ち株式会社アルプス物流と本物件一棟全体の賃貸借契約を締結済みであり、同社の専用施設として、6月より稼働開始する予定です。株式会社アルプス物流は、事業拡大に伴い成田地区の再編を検討している中、成田国際空港至近に立地する「ロジスクエア成田」の利便性を評価し、当施設への入居を決定いただきました。
物流施設「ロジスクエア成田」竣工
「ロジスクエア成田」は、東関東自動車道「成田」インターチェンジより約7.2km、「大栄」インターチェンジより約6.8km、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「下総」インターチェンジより約7.6kmに立地しております。また、成田国際空港の貨物地区の出入口からも約6.0kmの距離に位置しており、東関東自動車道及び圏央道を利用した関東一円への航空貨物の配送拠点としてのニーズを満たす立地になります。
今後、成田国際空港では滑走路の新設及び延伸も計画されており、航空貨物の取扱量の増加も見込まれるとともに、交通利便性の面においては、本開発予定地の至近にある「大栄」ジャンクションより「松尾横芝」インターチェンジへの圏央道の延伸計画(本開発予定地の至近に新たなインターチェンジの開設も予定)もあり、より一層利便性が高まっていくことが見込まれております。
開発プロジェクト概要
施設名称 | ロジスクエア成田 |
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所在地 | 千葉県成田市吉岡 |
敷地面積 | 31,716.38㎡ (9,594.20坪) |
主要用途 | 倉庫 (倉庫業を営む倉庫) |
建物構造 | 鉄骨造/平屋建て |
延床面積 | 18,021.62㎡ (5,451.54坪) |
着工 | 2023年8月8日 |
竣工 | 2024年5月31日 |
設計施工 | 株式会社ピーエス三菱 |
当施設は、平屋建ての延べ面積18,021.62㎡(5,451.54坪)の、テナント区画として4分割も可能なマルチテナント型の物流施設です。
トラックバースを南北両面に配置しており、北側には大型トラック29台が同時接車可能な高床トラックバースを設け、南側は大型庇を設けた低床トラックバースとすることで、多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性の高い施設となっております。場内の安全性向上を図るため車両動線はワンウェイとしており、さらに、ドライバーの負担軽減のために10台分の大型トラック待機スペースを設置、通勤利便性向上のために95台分の乗用車駐車場を用意しております。
倉庫部分の基本スペックとして、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は2.5t/㎡、有効高さは5.5m以上、照度は平均300ルクス以上、さらに倉庫内全面に空調設備を実装することで庫内就業環境の向上を図っております。また、平屋建てとすることで、多層階施設特有の上下間搬送に必要な設備及び荷捌きスペースが不要になることから保管効率の向上にも寄与、さらに両面バースのワンフロアオペレーションにより、上下間搬送に伴う時間的なロスがなく、スピーディー且つ効率的な庫内オペレーションを実現します。
さらに、平屋建ての構造的なメリットを活かし、柱スパンを最大限に確保して、防火区画内の大部分の独立柱を設置しない構造計画を実現することにより、無柱の大空間での庫内オペレーションが可能となっております。
環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具、屋上緑化を採用するなど、環境や省エネルギーに配慮した施設とし、BELS評価※1 ★★★★(フォースター)、CASBEE-建築(新築)Aランクを取得しており、環境や省エネルギーに配慮した施設であることが、第三者機関の認証により評価されております。また、株式会社エンバイオC・エナジー※2 にて太陽光発電システムの導入を予定しており、本物件屋根に設置する太陽光パネルにて発電した自然エネルギーを本物件において自家消費する計画です。「ロジスクエア」シリーズにおいて環境に優しい自然エネルギーを活用することで、脱炭素社会の実現に向けた社会的責任を果たしてまいります。
※1 | BELS評価は、国土交通省が推進している建築物の省エネルギー性能を評価・表示する統一的な公的指標であり、「Building 3Energy-efficiency Labeling System」の略語 |
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※2 | (株)エンバイオ・ホールディングスの100%子会社 |