(レポート)BEAMS流 物流DX/ロボティクス化を軸としたBEAMS物流戦略

CREフォーラム レポート
株式会社ビームスホールディングス

(レポート)BEAMS流 物流DX/ロボティクス化を軸としたBEAMS物流戦略

株式会社ビームスホールディングス
執行役員 ロジスティクス本部 本部長

株式会社ビームス
執行役員 ITシステム本部 本部長

竹川 誠 氏

本日はビームスとして、少し先の未来を見据えながら、今後どのような物流にチャレンジしていくのかを、「ロボティクス化」を軸にお話しいたします。

●ビームスの物流の特徴

2026年4月現在、ビームスは、日本全国に約160店舗出店しています。また2024年9月には米国で現地法人を立ち上げており、グローバル展開にも本格的に挑戦し始めています。
また今年が50周年アニバーサリーイヤーになりまして、「Ready, Happy, Go!楽しいまま、世界へ。」というスローガンで今盛り上げているところです。

物流拠点は、東京都江東区深川センターと、大阪府交野市にあるセンターの2拠点で運営しています。もともとは1拠点のみでしたが、コロナ禍において1拠点運営にリスクを感じたこと、またECの注文が5倍ほどに伸びたことを受け、2拠点体制にしました。

2拠点体制への移行による効果としては、「配送効率の向上」と「物流コストの抑制」が挙げられます。拠点を2か所に分散し総床面積を拡大したことで固定費は増加しましたが、それ以上に作業効率が向上し、結果として変動費の削減につながりました。

ビームスの物流には、以下の4つの特徴があります。

ビームスの物流の特徴 ①自社運営管理
②ロボティクス化
③RFID(Radio Frequency Identification)の活用
④EC物流の内製化 

①に関して、ビームスは物流管理を内製化し、外部の力もお借りしながら自社で運営しています。その理由には「外注依存によるリスク」があります。これは、すべてお任せしてしまうと、そこに課題感を持てなくなり、「物流課題を自分たちで見つけられなくなってしまう」ことに繋がるのではと思っています。他社さんにお願いし、現場がブラックボックス化してしまうと改善活動も行えません。

②について、現在ビームスでは、10年後を見据えた物流戦略「LX-プロジェクト」(Logistics Transformation)を始動しており、その一環としてロボティクス化を検討しています。

LX-プロジェクトの ポイント ・10年後の事業内容を見据えながら、物流戦略を描く
・現在の運用方法が最適かどうかを検証し、行うべきことを取捨選択する
・自社管理など自分たちの強みを再定義し、物流DXに挑戦していく 

●ビームス ウエアステーション

これらの考えから、私たちは「サステナブル・パーク構想」を導き出し、次の10年を支える物流センターとして、東京都江東区の拠点を拡張移転し、「ビームス ウエアステーション」を新設、2024年9月から稼働し始めました。

「ビームス ウエアステーション」のWMS(Warehouse Management System:倉庫管理システム)は、マテハンを動かすシステムを導入しており、WES(Warehouse Execution System:倉庫運用管理システム)として末端まで一元管理しています。

またロボティクスに関しては、2030年までに労働人口が644万人足らなくなるという試算を受け、当社としても生産性向上のためにロボティクス化を図っており、長期的な投資回収を見据えた投資を行っています。

具体的なロボットとしては、世界初導入となるリニアモーター式ロボット「CUEBUS」や、自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick SYSTEM」などを導入し、入庫・保管・出荷を自動化しています。

CUEBUS リニアモーターを内蔵したタイルを床面に配置し、タイル上をトレイが移動して商品を搬送するシステム。シンプルな構造と多様な荷姿に対応できる高い拡張性が特徴で、これまで難しかったZラックの自動搬送を可能とし、タイル上に設置した商品のRFIDタグを読み取る自動検品ゲートにより、検品の自動化も実現。 

荷受けエリアにCUEBUSを導入したことで、荷受け作業で人が商品を運ぶ必要がなくなり、入庫時間も短縮でき、ドライバーさんの荷待ち時間も減らすことができました。

HaiPick SYSTEM スリム設計とコンパクトなACR(Autonomous Case-handling Robot)により、通常の手作業によるピッキング倉庫と比べ、保管スペースを削減し、高い保管効率を実現。またAIを活用したソフトウェアにより、入出庫から倉庫内のロケーション管理までを自動化。 

HaiPick SYSTEMを導入したことにより、これまでもっとも人手がかかっていた「保管とピッキング」の物流課題を解決することができました。事業が拡大した際は、棚・ACRを増やすだけでいいので、拡張性も高いといえます。

デジタルやオートメーションの対義語は、一般的に「アナログ」と捉えられがちです。しかし私たちは、その本質的な対義語は「フィジカルな作業」にあると考えています。
アナログな業務については積極的にオートメーション化を進める一方で、人が担うべき価値ある仕事、すなわち人が関わることで感動や想いが伝わるような領域については、引き続き人が担っていくべきです。
今後も、アナログな部分は解消しながら、フィジカルな部分を強化していきたいと考えています。

●おもてなし物流

「想いを伝える」や「お客さまに感動を届ける」という代表的なものが、「おもてなし物流」だと考えています。

具体的には、商品に関しては、製品検品において確認作業をしっかり行っており、納品から一度も「流通していないもの」と「流通したことがあるもの」に分け、後者に関してはたたみ直しをするなど、物流加工をすることでお客さまのCXを高めています。
そのほか、梱包後の注文キャンセルについてもRFIDで商品の場所を探すことで出荷を止める対応ができるようにしています。

私たちは、「すべての人が活躍できる仕組み」づくりを目指しており、そのために安全かつ最適なレイアウトを構築し、しっかりとしたマニュアルづくりに取り組んでいます。またギグワーカーさんのリピート率を上げるための取り組みや、障がい者雇用にも力を入れています。

今回は、「ロボティクス化」を軸に、ビームスの物流のチャレンジについてご紹介しました。当社の物流に興味のある方は、有料ですがセンターの見学会も始めていますので、ぜひお問い合せください。

株式会社ビームスホールディングス 執行役員 ロジスティクス本部 本部長
株式会社ビームス 執行役員 ITシステム本部 本部長
竹川 誠 氏

募集要項

イベント名 3/25 来場型セミナー:BEAMS流 物流DX/ロボティクス化を軸としたBEAMS物流戦略
日時 2026年3月25日(水) 15:30~16:30
会場 虎ノ門ツインビルディング 西棟 地下1階 カンファレンスホール
(東京都港区虎ノ門2-10-1) google map
交通 東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 「A2a出口」より徒歩約3分
参加費/定員 参加費:無料/定員:100名〈先着順〉

本件に関するお問合せ

お問合せ先:
株式会社シーアールイー マーケティング部
担当:
杉本(スギモト)
メール:
leasing_mail@cre-jpn.com
電話:
03-5545-7402
 
 

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