インタビュー
セイノーホールディングス株式会社

プサン・プラットフォーム・プロジェクトでシームレス物流を提供

セイノーホールディングスは、プサン港のハブ機能を活用し、日本と世界各地を結ぶシームレス物流サービスを提供している。海外から日本への輸入貨物、日本から海外への輸出貨物をプサン港のフリートレードゾーン(FTZ)に設置した物流センターに集約し、各地へ輸出する。同センター内では流通加工を行うこともでき、海外にありながらも日本のバックヤードとしての機能を持たせることで、物流効率化とコスト削減を可能にしている。

プサン・プラットフォーム・プロジェクトでシームレス物流を提供

日本国内の輸配送を西濃運輸が担当、充実した混載サービスをメニュー化しているセイノーロジックスが国際複合一貫輸送を実施し、日本・韓国の物流情報を可視化できるシステムをセイノー情報サービスが提供。韓国の物流会社との合弁会社MS Distriparkが、プサンの物流センターを運営、流通加工などを行っている。日本経済の国際化が急速に進展する現在、「準日本国内」ともいえる東アジア地域で、グループの総合力でSCMの可視化を実現する一貫輸送サービスを実施している。

プサンの第一倉庫は、延床面積33,000平方m。危険品倉庫も1,330平方mあり、幅広いニーズに対応できる。また、2014年中には同じFTZ内に、第二倉庫も設置する予定。こちらは延床面積35,723平方mで、うち冷蔵・冷凍倉庫は16,466平方mとなる。海外でも人気の日本食を取り扱うこともでき、より充実したサービスを提供できる。

国際海上輸送、国際複合一貫輸送を担当するセイノーロジックスは、約60の日本の地方港を活用した混載サービスから繊細な温度管理が必要な食品・飲料、危険品の混載まで多くのサービスメニューを持つ。地方港を利用し、輸出入を行う混載サービスでは、混雑する東京など主要港までの横持ち輸送を削減。コストとともに二酸化炭素排出量も低減できるグリーン物流を両立させる。

日本国内の輸配送、海上貨物の手続き、韓国での在庫・流通加工などSCMの過程が長く、複雑になると、物流がブラックボックス化する問題を抱えてしまう。セイノーグループでは、セイノー情報サービスのWMS「CLOUD SLIMS」を導入し、「海外資産」の見える化を実現している。プサン倉庫にある商品の在庫確認、出荷指示、納品書作成、西濃運輸送り状の作成もできる。日本の在庫やSCMの過程を一元管理でき、海外在庫をあたかも日本の在庫であるかのようにストレスなく日本語・英語での把握が可能になる。

西濃運輸の安部達彦執行役員・ロジスティクス部長は、「お客様の求めるサービスは国内でのトラック輸送から輸出入まで幅広い。当社グループでは、総合力を活かし、国境を越えたシームレスな物流サービスを提供できる。国内外問わず、充実したサービスを提案できるよう営業のスタッフに研修を実施し、『物流プランナー』としてお客様の求めるソリューションを提供できるよう、人材育成にも力を入れている」と話している。


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